燕岳・大天井岳・槍ヶ岳 1人テン泊-2泊3日-本編①
<燕岳~大天井岳~槍ヶ岳縦走>
1日目:2009年9月6日 安曇野の里6:15(バス)-中房温泉登山口7:35/7:55-第一ベンチ8:21/8:30?-第二ベンチ8:50-第三ベンチ9:14/9:20?-富士見ベンチ9:45/9:50?-合戦小屋10:15/10:24-燕山荘11:27(休憩)/11:59-燕岳山頂12:24/12:35?-燕山荘13:10/13:18-蛙岩13:43-大下り14:04-喜作レリーフ15:19/?-槍方面と大天荘の分岐点15:34-大天荘16:06
初めての1人テント泊山行、ついに実現!
N吉には相変わらずイヤ~な顔をされるがここで引き下がるわたしではありません(笑)
思い立ったときに行かないと!
ってなわけで行って来ました。
写真大量ですがまぁささ~っと目を通す感じで楽しんで?くださいませ!
大阪を23時半前に出発し、豊科ICで高速を降り田淵行男記念館の無料駐車場に到着したのが翌朝4時前。
始発のバスはこの日は6時15分。土曜日ならば4時35分発のバスがあったんだけど。
土曜と日曜、えらい時間の差。。
豊科ICから数分のところに安曇野の里という所がありますが、このすぐ横に田淵行男記念館というものがありまして
ここの駐車場を利用してください、と書いてあったので、上高地に下山したあとのバスと電車の乗り継ぎのことを考え、
ここの駐車場に車を置くことにしました。
本当は上高地から入りたかったのですが、中房温泉からのバスも時間が限られてるし、
何があるかわかんないしー、とバス、電車なら遅くまで走ってるしこのコースを選びました。
この駐車場、どうやら最近、登山者用の駐車場として解放した様子ですね。
敷地内にも一応トイレ有り。(夜中は開いてたのかは不明)小さな橋を渡ってすぐの安曇野の里にもちゃんとトイレはありますよ。
バス停も数秒で着きます。
翌朝、5時半前に起床。駐車場にとまっている車はうちのを合わせて3台。他の2台は前日からとまってた。登山者のだろうか?
あまりにも暑くて少しだけ窓を開けて寝たのだが、どうやらお尻と太ももを蚊に刺された模様・・・最悪。。
Gパンはいてんのに!!
バスは少しだけ早めに安曇野の里に到着。運転手さんが駐車場のコチラの様子をうかがっていた。
そそくさと移動。え?わたし1人なの?
バスの運ちゃん↑とってもきさくでよくしゃべる!
ザックをわざわざ座席まで持ってくれた。乗客がわたし1人なせいか穂高駅に着くまでひたすらしゃべっていた!
前職は大工、山小屋のバイオトイレの工事なんかもやったことがある、そんなことまで教えてくれました。
なんか北島さぶちゃんみたいな人だったー。
穂高駅に到着すると数人の登山者が乗車。そばに座った単独の男性に話しかけられる。
「女性でソロですか?一眼まで持ってすごいですね!」と。
いやいや、今日がデビューなんです、とちょっとお話。
その方は一週間時間があるとのことでどこをまわるかは未定。くぅ~、なんともうらやましい!自由ですね。すごい荷物でした。
穂高駅からバスには単独の女性やらそこそこ登山客が乗車です。
中房温泉から登山開始です!バスの運ちゃんに「がんばってね~」とエールを送られる(笑)
登山口、いきなりフツーに登り。
あんまり睡眠とってないし(言い訳)こたえます。
第一ベンチ
先客がたくさんいらっしゃいました。
第二ベンチ。その名のごとくベンチが・・
第三ベンチ。その名のごとく(笑)ベンチが・・・
親切だ。第1、2、3ともたくさんの人が休憩中。
途中、大きな石も出現。
合戦小屋に到着~
名物スイカ!ここで休憩中の方、8割?くらいスイカを食べていたような・・・
わたしは特別スイカが好きではないので(でも名物くらい食べとこうかな?と思ったが)食さず。ポケーと休憩。
ここのお兄さんの話を遠くから聞いていると地元産のスイカだとか・・・
みんな「おいしい」と。そんなにおいしいなら食べれば良かったかな?とちょっと思った。
燕山荘をまた目指します。
ちょっと前まではたくさんの下山者とすれ違いましたが(燕岳、スカートの若い女性多し!!)
合戦尾根ではさほど人とすれ違わず。
あれが満足度の高い燕山荘ですね!
なんだかヨーロッパの雰囲気が漂っています。ステキ~♪
合戦尾根、三大急登と言われますが、のちのち合戦尾根なんかよりよっぽどキツカッター!!ってのが出てきました。
これホントに三大急登??(この亀足ヘタレのわたしが思ったのだから・・・)
ついに燕山荘が目の前に。
」
燕山荘到着で~す。
すでにけっこうな人。
どうしようか迷ったが、お腹より喉が渇いている・・・ってか酒が飲みたいだけである・・・
燕山荘でビールにするか炭酸にするか迷った挙句、ビールに手をつけた!!(軽くアル中?)
おにぎりだけ二つほど食べて燕岳山頂を往復しましょう!
この頃からちょっとガスってくる。
しばらくするとイルカ君登場!
たまたま女性がイルカ君を撮影中だったから気づいたけど誰もいなかったら
そのまま通り過ぎていたところ。
いや~良かった、気づいて。
燕岳は一風変わった山ですね。
花崗岩だらけ。ちょっと日本離れした雰囲気です。
砂漠を歩いているかのよう。
時々青空が現れる。
燕岳山頂到着~。
写真を撮ろうにも何を背景に撮ればいいのかわからない山頂でした。
しばらくぼーっとし、再び燕山荘へ戻ります。
所々コマクサも健在。ザックをおろし、地面にへばりついて写真を撮っていると、
「あなた、本格的だねぇ~」とおじさんに声を掛けられる(笑)
いや、本格的もなにも・・・(汗)ただ単におかしな体勢でカメラを構えていただけですが・・・
おじさんも一緒に撮影。
思いのほか、撮影に時間を費やしてしまった!先はまだ長いのに!
急がねばっ!!
今宵の宿は大天荘テント場。頑張って歩きまっせ~!
蛙岩(げえろいわ)
一体どれが蛙岩なのかわたしにはわからず・・・
そして大下りにさしかかる。
とにかく下る。こりゃ登りはつらいだろうな~。
下りは好きなのでどんどん下ります。
人気もなくさびしい歩き。人が多いと嫌気が差すが、人がいないのもこれまたさみしいですなー。
ごくたまーにすれ違うが同じ方向に歩く人は皆無である・・・
喜作レリーフ。うっかりしてると気づかず通過するであろう。
岩にはめ込まれてるし。
そしてやっとこさ大天荘への分岐点に到達!あ~さびしー道のりだったなぁ、しみじみ。
登り出して左を見ると今までひたすら歩いて来た道が遠く見えるではないか。
歩いてる時は周りに注意を払うことすらできなかたが、こうやって振り返るとなかなか
雰囲気の良い道ではないか!!
そんな余韻にひたってるのもつかの間。この最後の登りが一番こたえました!!
合戦尾根??なにそれ?っていうくらいこちらの登りの方がツラカッタのであります。
多分、今日一日歩きまくって疲れてるからだろうけど。
おまけに進んでも進んでも目標物(=大天荘)が見えない!!
一体わたしはどこまで歩くんだ??ってくらい不安になりましたよ。だってほかに誰も歩いてないし。
いつになったら~あのケルンが~見えるんだ?と思っていたら、ケルン登場!!
気が抜けた。
大天荘の目の前のテーブルに、中房温泉からの道中、ちょこちょこ休憩が一緒だった二人組の方に
「おつかれさま!!」と笑顔で出迎えられる。
ほっとしました。
この前はすんごい風だったし・・・と色々考えてテントを張り終え、あの生ビールで1人乾杯である。
落ち着いて1人あちこち写真とってたら、若い男の子に「1人なんですか?」と声を掛けられる。
しばらく立ち話。彼は地元が京都だが、モーグルするために今は長野に住んでいるという。
写真が好きとのことでいろいろ話が盛り上がりました。
その後も1人大天荘付近をふらふら彷徨っていると、中房温泉で写真を頼まれた単独の女性と遭遇。
ずっと追いつかなくって早い方だな!と思ってた人。
お互い「中房で・・・?」と思い出しおしゃべり開始。
日が暮れかけてましたがなんかどんより曇り空。こりゃ日の入りもムリかな?と思っていたけれ
どその単独の女性が「微妙だけどちょっと山頂行ってみます?」と言うので大天井岳山頂へ行ってみることに。
テント場からは今日はムリだなーと思っていたけどこんなに素敵な展望が待っていましたよ!!
非常に物静かな(わたしとは正反対な感じの落ち着いた)女性だったんですが
山頂からの絶景に2人、「すごい~~!!」「最高~!!」の連発でした。しかも誰も上がってきません。
なんでこんなに夕日がきれいなのに??と2人でずっとひたすらフシギがり、山頂からの夕日を見届けたのでした!
月明かりもきれいでして・・・おもわずうっとり。1人男性が山頂に上がってきましたが
とにかく2人で感嘆しまくりでした。
その後テン場に戻りあの写真好きのR君に「夕日見た?すごいキレイだったねぇ♪」と言うと
「えっ??マジで?何も見えなかったΣ(゚д゚;)」と。
どうやらテント場からは雲がかかっていた様子。
「なんで教えてくれなかったの??うわ~それ以上聞きたくない!!」って(汗)
彼ら3人組みは槍ヶ岳に行きたかったみたいなんですが。うーんちょっと1日ではムリかな
ということで槍、無念、と
こんな写真(後から送ってもらいました!)を撮ってました!!できすぎ!
R君(右から2人目)はずっとフィルムで写真を撮っていたらしく写真大好きだそうな。
知識も豊富でこの後も21時くらいまで山頂でワイワイと4人で星空を一緒に撮影してました。山での出会いって楽しいですね♪
2日目はコチラ
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
うぁーっ、すごい!見応えありました(^Q^)/
色んな人とお話してますね。モテモテですやん(*^_^*)
山っていいですね。
危ないこととかはなかったですか?私もいつか1人で行ってみたいのですが、いかんせん技量が…。すぐ違うところ、歩きそうになって怒られちゃいます(´`)
投稿: えつりん | 2009年10月 6日 (火) 20:25
>えつりんさん
見応えありました?
あまりにも大量の写真をどう処理していいもんやら・・・
もったいないのでいっぱい載せてしまいました
1人ってほんとよく話しかけられるんですよ。
登山ももちろん楽しいけど人としゃべるのって楽しい~♪
危ないこと・・・全くナシ!1人最高!
楽しすぎて帰るのがもったいなかったくらいです!
えつりんさんも1人がさみしくないタイプならぜひ
行ってみてほしいです!
1人だと全て自分の判断なんで頭フル回転です。
>すぐ違うところ、歩きそうになって
あはは。どんなところへ行っちゃうのでしょう??
わたしもよく道から外れそうになりますけどね^^
投稿: eri | 2009年10月 7日 (水) 00:50
楽しかった~ \(^o^)/
朝から真剣に読んでしまいました。
それにしても eriさんは かっこいー
私絶対迷子になって 遭難だわー
イルカちゃん 笑) 私もそういうの見つけるの好きなんだな~ ^^)
私の数少ない山歩きで本当に感動したのは 振りかえって見た自分の足取り・・・こんなに歩けるんだ~って感動しました。
eriさんもそう思ってあるいてるんかな~
それにしても 楽しいメンバーと楽しい時間を過ごしたみたいですが・・・写真で文字??シャッタースピード変えて撮るの?すばらしいわ~ \(^o^)/
投稿: イノぶた | 2009年10月 7日 (水) 08:04
よっ!待ってました(笑
N吉さんが心配する理由がわかりました
もちろん事故とか遭難とかの心配もあるでしょうが、
eriさんがかわいくって男の人にモテモテだから心配なんだな(*^^*)
燕岳までピストンしたんですね~。
私は6月いったからパスしちゃいました
そして、蛙岩がどれだかわからず、喜作レリーフにも気づかずでした。
9時過ぎまで起きてるなんで、目が硬い。
山での夜は7時には寝ちゃいます。
それにしても「無念槍」はちょっと感動です。
しかも、みんなで撮った写真もなんで山が透けてるんですか???
不思議&ビックリ~~です。
投稿: のんすけ | 2009年10月 7日 (水) 23:44
>イノぶたさん
朝から真剣に読んでくださってありがとう~!
1人だからいつもより入念に下調べ^^
いっつもなんか抜けてるんでね・・・
そうなんですよ、後ろを振り返った時、こんなに
歩いてきたんだー!っと満足感にひたるのがわたしも
好きです。ジミ~に歩いてるんですけどね。
いやー、ノリの良い3人でした。かなり楽しませてもらいましたよ。
写真、シャッタースピードを長くして、ライトで字を書くと・・・
じゃーん、こんなすごい写真になるんですよ!
投稿: eri | 2009年10月 8日 (木) 22:27
>のんすけさん
表銀座からはや1ヶ月・・・まだ夏だったなぁ~。
>eriさんがかわいくって男の人にモテモテだから心配なんだな(*^^*)
ぐわ~、N吉聞いたら大笑いしますわ。
ホントにN吉は車を乗ってかれるのを嫌がってるんですよね~。
「我が物顔で乗るなーっ」と。
しかし顔隠してるって勝手な想像させてしまうんだわ・・・
お会いした時お願いだから吹き出さないでくださいね(笑
蛙岩、やっぱりわからないですよね??未だに写真を見ても
ナゾです。
「無念槍」なかなかうまく描けてますよね!
山が透けてるのは・・・わたしもあまり詳しくないけど
一度フラッシュたいて、その後急げ~!とダッシュで
皆走り去りますとこんな写真が撮れるんですねぇ。
人間は一瞬だけ写ったオバケです。奥が深い!
投稿: eri | 2009年10月 8日 (木) 22:35
写真きれい~!
特に夕景、山の夜景は私のコンデジでは絶対無理。
一眼あればと思いつつ、やはり軽量化にウエイトを置いて。。
>しばらくするとイルカ君登場!
いるいる いるか 空見て いるか
>1人だと全て自分の判断なんで頭フル回転です。
これを主体的な登山者と言うわけ。
私が単独行を好むのも 山とじっくり対峙したり、思わぬ出会いが会ったりして・・・。
eriさんも単独でひょいひょい出かけるようになるか! な?
>モテモテですやん(*^_^*)
N吉さんの反応は如何に?
投稿: カモシカ | 2009年10月 9日 (金) 23:39
>カモシカさん
お返事おそくなりすみません。
>一眼あればと思いつつ、やはり軽量化にウエイトを置いて。。
最近の一眼、けっこうコンパクトな機種も出てるみたいですよー!
わたしはついつい重くてもザックに詰め込んでしまいます!
いつも旅行は荷物の多いわたしです。。
>eriさんも単独でひょいひょい出かけるようになるか! な?
単独の楽しさに味をしめてこれからも密かに計画中!
思いがけない出会いもあって単独ってこんなにおもしろいんだ!っと
目覚めてしまいました。
>N吉さんの反応は如何に?
・・・無反応です。わたしには無関心なのか・・・?
投稿: eri | 2009年10月13日 (火) 23:54